hidariHP ヤコブの手紙

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聖書
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著者は義人のヤコブと呼ばれる、初期のキリスト教の指導者的人物だと目されている。
しかし近代的な検知では疑問視されており、筆者はいまだ不明だそうだ。
以下の内容はヤコブの手紙の内容を、改変したものであって、正確ではありません

忍耐の教え 第一章

試練にあったとき、むしろ喜ばしいことだと思いなさい
信仰が試される事によって、忍耐が生み出される

試錬を耐え忍ぶ人は幸いである。
神を愛する者たちに約束された、命の冠を受けるであろう

兄弟たちよ。主の来臨の時まで耐え忍びなさい。
農夫は、地の尊い実りを、前の雨と後の雨とがあるまで、耐え忍ぶ。

二心の者 第一章

疑う人は、風の吹くままに揺れ動く、海の波に似ている。
それは二心の者であって、そのすべての行動に安定が無い
その者は、主から授けられると思ってはならない。

富は草花のように過ぎ去る

隆盛は、草花のように過ぎ去る
たとえば太陽が上って熱風を贈ると、草を枯らす。
その花は落ち、その美しい姿は消えてしまう。
輝く富も、栄華を誇る者も、その一生の旅半ばで没落するであろう。

聞くに早く、語るに遅く 第一章

人は全て、聞くに早く、語るに遅くあるべきである。
そして怒りをあらわにするのは、最後でなくてはならない。
なぜなら人の怒りは、神の義を全うするものではない。
汚れや、甚だしい悪を捨て去り、心に芽生えた御言を、受け入れよ。
御言には、お前の魂を救う力がある。

行いの伴わない信仰のむなしいことを知りたいか

信心深い者だと自称しながら、舌を制する事をせず、
自分の心を欺いているならば、その人の信心は虚しいものである。
父なる神の御前に清く汚れのない信心とは、困っている孤児や、寡を見舞い、
自らは世の汚れに染まずに、身を清く保つ事にほかならない。

ああ、愚かな人よ。
行いを伴わない信仰の虚しい事を知りたいか。
信仰があると自称しても、行いがなかったら、誰を救えようか
魂なき体が死んでいるように、行いのない信仰は死んだも同然である

なすべき善を知りながら、行わないのは、罪にあたる。

分け隔てをしてはならない

信仰を守るため、分け隔てをしてはならない。
たとえばお前達の会堂に、富豪と乞食が入ってくる
そのとき、富豪には、恭しく「どうぞ、こちらの良い席にお掛け下さい」と言い、
乞食には、「そこに立っているか、私の足元に座っていろ」と言えば、
差別立てをし、良からぬ考えで人を裁くことになる

神は、この世の貧しい人たちを選んで信仰に富ませ、
約束された御国の相続者とされたではないか。
しかるに、お前達は貧しい人を辱めたのである。

お前達を虐げ、裁判所に引きずり込むのは、富む者たちではないか。
お前達に対して唱えられた尊い御名を汚すのは、彼らではないか。

人間は口を制御することができない。第三章

私たちは皆、多くの過ちを犯すものである。
言葉で過ちを犯したことが無い者は、完全な人間である
口だけでなく、全身おも制御できる者だ。

馬は強いが、轡をはめれば、引きまわせる。
船は大きく、揺られるが、舵一つで制御できる
それと同じく、舌は小さな器官ではあるが、よく大言壮語する。

見よ、ごく小さな火でも、大きな森を燃やすではないか。
舌は、我々の体の一部に過ぎない。
しかし全身を汚し、生存の車輪を燃やし、自らを業火に投げ込む。

あらゆる生物はすべて人類によって支配されてきた。
しかし舌を制しうる者は、一人もいない。
それは制しにくい悪であって、死の毒に満ちている。

我々はこの舌で、主を賛美しながら、主を象った人間を呪っている。
見よ。称える賛美と、忌まわしい呪詛が、同じ場所から出てきている。
兄弟たちよ。このような事は、あるべきでない

誘惑に誘われるな。神は誘惑することは無い

誘惑にあったとき、それを神が与えられたと思ってはならない
主は悪の誘惑に陥ることなく、自ら人を誘惑することも無い
人が誘惑に陥るのは、欲に引かれ、誘われるからである。
欲が孕んで罪を生み、罪が熟して死にいたる

争いと欲望

お前達の中の戦いや争いは、一体何処から起るのか。
肢体の中で相戦う欲情からではないか。
熱望するが、手に入らない。そこで争い戦う
貪るが得られない。そこで人殺しをする。
求めないから得られないのだ。
それでも得られないのは、欲望だからである

世を友とするな

不貞の輩よ。世を友とするのは、神を敵することだと、知らないか。
おおよそ世の友となろうと思う者は、自らを神の敵とするのである。

裕福な者たちへの警句

富める者たちよ、聞きなさい
自らの罪と来る断罪を知り、涙せよ
お前達は終りの日を目前にしながら、なお蓄えている。
来る日には、黄金は錆びつき、着物は蝕まれる
その錆の毒はお前達を蝕み、罪を責め立て、食い尽くす

見よ、お前達が農夫たちに刈入れをさせながら、支払わずにいる賃銀が叫んでいる。
その者たちの叫び声が、すでに万軍の主の耳に達している。
お前達は、地上で驕り暮し、快楽に耽り、
「葬られる日」のために、己が心を肥やしている。