ニートポエム 自作詩

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伝道の書

私は地上で労したすべての労苦を憎んだ。
後に来る者に、築き上げた財産を残さねばならない。
それが愚者であるか、賢者であるか、だれが知り得よう。

恐れるな。
お前がどれだけ富を築き、名声を得ても
死ぬときには、何一つもって行くことはできない。
誰でも、みな先祖たちとともに、暗闇の世界に行き、光を見ることはない
人はその栄華の中にあっても、悟りがなければ、滅びうせる獣に等しい

あなたの仕事場ほど甘美に満ちた場所はない

苦しむ者たちよ 聞きなさい
重荷を負うのはあなたたちなのですよ。
主(あるじ)と呼ばれるが故、兄弟を忘れている人たちよ

彼らは命じ、あなたは従う
彼らは見張り、あなたは働く
彼らは眠り、あなたは寝ずの番
彼らは収穫の果実を食むが、あなたが享けるものは労働につぐ労働
あなたの仕事場ほど甘美に満ちた場所はないが、誰のために甘いのだろうか
働き蜂は蜜を作るが、それは決して自分のためではない

人の世のことわりは大きな川の流れのようなもの

世の中非合理で、理不尽なしきたりは数多くある
就職活動や、正社員と非正規の格差、社会人のマナーや礼儀、封建的な企業や政治
これから働くのであれば、それらに服従し、苦役を持って尽くすことになる
それらに不満や嫌悪感を持たない人間のほうが珍しい。

しかしそれらについて、批判してもまったく無駄なことだ。
社会というのは膨大な人間が連なる広大な川の流れのようなもの
おかしいとか、変えようとか、思うのは無駄なこと

人々は、今日の糧を得るために、その人間の川にもまれて、魚を使まえる
その川の流れは激しく、劣っているもの、衰えたものは魚を捕まえることができない。
いわゆる社会不適合者や老人たちである
社会という川の流れが速くなるほど、魚を取れない人間が増え、養わなければならなくなる

皮肉な話だが、自らの重荷を作っているのは、社会、人間自身なのだ

努力を無駄にしないために努力をしている

受験、就活、資格、スポーツ。
我々の世界には、勝利しなければ費やした努力が無駄になる努力がいくつもある
その努力を無駄にしないために努力している
そしてその努力の努力を無駄にしないために努力する
努力は永遠に終わらない

10年間引きこもって気がついたことは

10年引きこもったあと、働いてみて大事なことに気がついた
自分が本当にいらない人間であるということを

人生とはなんだろうか

人生とはなんだろうか
人生とは短い。
年老いて幾たび、体力と新陳代謝がおそくなり、もっと短くなっていく
その短い人生の中で、やらなかった後悔は体を蝕んでいき、錆ていく
その錆の毒は思い出を蝕み、後悔という苦痛をもたらす

人は永遠を求める

義に飢える人が求めるものはたった一つ、永遠である
この世を見渡して永遠に残るものは果たしてあるだろうか?
企業や国ですら、明日にはないかもしれない
今輝ける人生を送るものも、名誉の日々が過ぎ去れば、やがて砂粒のように忘れ去られる
唯一神の子は永遠の命を求め、永遠に人の子に語り継がれる存在になった
しかし神の子は人の子とは逆の人生を歩まねばならない

人の子はあらゆるものを得るために生まれてきた
愛も金も名声も、欲するがゆえ、人から奪い取ろうとする
人の子にとって、兄弟たちの上に立ち、搾取することが名誉である

得てはならない。何一つ得てはならない
神の子は、すべてを捧げるために生まれてきた
誰よりも低くあり、子羊のように屠られる運命にある