第三種冷凍機械責任者 保安管理技術

1冷凍の原理について正しいものはどれか。

比熱=ある物質が単位質量、単位温度差当たり、どれだけの熱量を蓄えることができるかの度合い
顕熱=固体、液体または気体の同じ状態で温度変化に必要な熱
潜熱=固体から液体、液体から気体、またはその逆の状態変化を起こす時に必要な熱
比エンタルピー=冷媒が持っている全熱量(顕熱+潜熱)がエンタルピー[kJ]で、冷媒1kg当たりの熱量を比エンタルピー[kJ/kg]という

B物質が液体から蒸気に、または蒸気から液体に状態変化する場合に必要とする出入りの熱を、潜熱と呼ぶ○
@物質が液体から蒸気に、または蒸気から液体に状態変化する場合に必要とする出入りの熱量を、顕熱と呼ぶ×潜熱

A0℃の水1トン(1000kg)を1日(24時間)で0℃の氷にするために除去しなければならない熱量のことを、1冷凍トンと呼ぶ○
@0℃の水を1000kgを1日(24時間)で0℃の氷にするために除去しなければならない熱量のことを、1冷凍トンと呼んで、これを冷凍能力の単位として用いることもある○
@水1トンの温度を1K下げるのに除去しなければならない熱量を1冷凍トンと呼ぶ×

C冷媒のp-h線図では実用上の便利さから、縦軸のゲージ圧力は対数目盛で、横軸の比エンタルピーは等間隔目盛りでそれぞれ目盛られている×絶対圧力
Bp-h線図上において、乾き飽和蒸気あるいは過熱蒸気状態の冷媒の断熱圧縮過程を表す線は等比エンタルピー線である×等比エンタルピー線→等比エントロピー線(熱量を絶対温度で割った値)
C圧縮機吸込み蒸気の比体積は、吸込み蒸気の圧力と温度を測って、それらの値から冷媒のp-h線図や熱力学性質表により求められる。比体積の単位は(m3/kg)であり、比体積が大きくなると冷媒蒸気の密度は小さくなる○

!1冷凍サイクル

圧縮→凝縮→膨張→蒸発→圧縮の一連の冷媒の循環を冷凍サイクルという。
1→2 圧縮工程 - 圧縮機で冷媒蒸気が断熱圧縮され、高温高圧の気体になる
2→3 凝縮工程 - 凝縮器で冷媒蒸気が放熱され、低温高圧の冷媒液になる
3→4 膨張工程 - 膨張弁で冷媒液が減圧されて、低温低圧の気液混合状態になる
4→1 蒸発工程 - 蒸発器で冷媒が吸熱して、高温低圧の気体になる
p2:凝縮圧力
p1:蒸発圧力
h1−h4:蒸発器の冷凍能力
h2−h1:圧縮機の軸動力

圧縮機=蒸発器で気化した冷媒ガスを、動力を用いて高温高圧の状態に圧縮する機械
圧縮機の軸動力=圧縮機の動力を熱量に換算したもので、理論断熱圧縮動力をPth、全断熱効率をηtadとすると、
P=Pth / ηtad

凝縮器=圧縮機で高温高圧になった冷媒ガスを、空気や水などを使い熱を奪い、冷媒液に変化させる熱交換器
凝縮負荷=凝縮で放出する熱量で、冷凍能力Φ0に理論圧縮動力P0を加えて求められる=Φk=Φ0+P0 [kW]

膨張弁=凝縮器で液化した冷媒液を減圧することにより、低温低圧の液体と気体の混合状態にする弁
・膨張弁で冷媒を減圧する機能と冷媒流量を制御する機能
蒸発器=膨張弁を出た冷媒(低温低圧の液体と気体の混合状態)が水や空気から潜熱を吸収し、蒸発することにより熱交換する冷却器

ゲージ圧力=大気圧を基準とした圧力
絶対圧力=真空状態から測った圧力、ゲージ圧力に大気圧を加えたもの

C冷凍サイクルの圧力比は、蒸発圧力に対する凝縮圧力の比であり、これらの圧力はゲージ圧力を用いて表される×絶対圧力

A小さな圧縮機軸動力で大きな冷凍能力を出せる冷凍装置が望ましいが、そのためには蒸気温度をできるだけ低くするとよい×低くし過ぎないこと
C圧縮機の軸動力を少なくするためには、蒸発温度をできるだけ低くし、また、凝縮温度を高く運転するのがよい×蒸発温度を必要以上に低くし過ぎないこと、また、凝縮温度を必要以上に高くし過ぎない

A圧縮機では冷媒蒸気に動力を加えて圧縮すると、冷媒は動力を受け入れて、圧力と温度の高いガスとなる○
@冷媒ガスを圧縮すると、冷媒は圧力の高い液体になる×冷媒は圧力の高いガスになる

A凝縮器では、冷媒は冷却水や外気に熱を放出して凝縮液化する○
A水冷凝縮器では、冷却水温度は凝縮液冷媒の過冷却液の温度に影響を与えない×与える
B空冷凝縮器は外気に放熱するが、この熱を暖房や加熱に利用する冷凍装置を、ヒートポンプ装置と呼ぶ○
C凝縮器に不凝縮ガスが混入すると、冷媒側の熱伝達が悪くなって、凝縮圧力が上昇する○

@圧縮機で圧縮された冷媒ガスを冷却して、液化させる装置が蒸発器である。したがって、冷媒に対して、熱が出入りしやすいような熱交換器を用いること、すなわち、小さい温度差でも容易に熱が出入りできるようにすることが必要である×液化させる装置が凝縮器

B凝縮器で冷媒から放出される熱量は、圧縮機で冷媒に加えられた動力に等しい×冷凍装置の冷凍能力と圧縮機の軸動力の合計に等しい

@高温、高圧の圧縮機吐出しガスを、凝縮器によって液化するために取り去る熱量を凝縮負荷といい、冷凍能力に圧縮機軸動力を加えて求めることができる○
B冷凍装置の冷凍能力は、凝縮器の凝縮負荷よりも小さい○
A冷凍装置の冷凍能力に圧縮機の軸動力を加えたものが、凝縮器の凝縮負荷である○
C凝縮器の凝縮負荷は、凝縮器内の冷媒液から冷却水や外気に放出される熱量のことである×凝縮器内の冷媒蒸気
@凝縮負荷は冷凍能力に圧縮機駆動の軸動力を加えて求めることができる。軸動力の毎時の熱量への換算は、1kW=3600kJ/hである○
@凝縮負荷は冷凍能力に圧縮機駆動の軸動力を加えたものであるが、凝縮温度が高くなるほど凝縮負荷は大きくなる○

A冷凍装置内の冷媒圧力は、一般にブルドン管圧力計で計測する。圧力計のブルドン管は、管内圧力と管外大気圧との圧力差によって変形するので、指示される圧力は測定しようとする冷媒圧力と大気圧との圧力差で、この指示圧力を絶対圧力と呼ぶ×ゲージ圧力

A膨張弁おける膨張過程では、冷媒液の一部が蒸発することにより、膨張後の蒸発圧力に対応した蒸発温度まで冷媒自身の温度が下がる○
!2熱の移動について正しいものはどれか。
@定常状態において、均質な固体内の熱の流れの方向の温度分布は、直線状となる○
B固体内を高温端から低温端に向かって熱が移動する現象は、熱伝導と呼ばれている○
B熱伝導は、固体内の低温端から高温端へ熱が移動する現象である×高温端から低温端へ熱が移動

A熱伝達率は、固体壁の表面とそれに接して流れている流体との間の熱の伝わりやすさを表している○
C熱伝達率の値は、固体面の形状、流体の種類、流速などによって変化する○
A常温、常圧において、鉄鋼、空気、グラスウールのなかで、熱伝導率の値が一番小さいのはグラスールである×空気
Cポリウレタンフォームは、鉄や銅のような金属と比べて熱伝導率が小さく、断熱材として使用される○
B熱伝導抵抗は、固体壁の厚みをその材料の熱伝導率と伝熱面積の積で除したものであり、この値が大きいほど物体内を熱が流れやすい×にくい

@固体壁の表面とそれに接して流れる流体との間の伝熱作用を対流熱伝達という○
C固体壁表面での熱交換による伝熱量は、伝熱面積、固体壁表面の温度と周囲温度との温度差および比例係数の積で表されるが、この比例係数のことを熱伝導率という×熱伝達率
C固体壁表面での熱伝達による伝熱量は、固体壁表面と流体との温度差と伝熱面積に正比例する○
B熱伝達による単位時間当たりの伝熱量は、伝熱面積、熱伝達率に正比例し、温度差に反比例する×正比例
A固体壁表面での熱伝達による伝熱量は、伝熱面積と温度差に正比例する。流体と固体壁との間で熱が伝わる際の熱伝達率[kW/(m2・K)]の大きさは、流体の種類、状態、流速などによって変わる○
B物体内を熱が移動するとき、その伝熱量は熱の流れに垂直な面の物体の断面積、物体の両端の温度差およびその物体の熱伝導率に正比例し、熱移動の距離に反比例する○

B冷蔵庫壁を通過する伝熱量は、その壁で隔てられた両側の流体間の温度差、冷蔵庫壁の面積、熱通過率に比例する○
C固体壁を隔てた流体間の伝熱量は、伝熱面積と流体間の温度差と熱通過率とを乗じたものである○
C固体壁を通過する伝熱量は、その壁で隔てられた両側の流体間の温度差、伝熱面積および壁の熱伝導率の値によって決まる×熱通過率
B固体壁で隔てられた流体間で熱が移動するとき、固体壁両面の熱伝達率と固体壁の熱伝導率が与えられれば、水あかの付着などを考慮しない場合の熱通過率の値を計算することができる×固体壁の厚さの値が計算に必用

2成績係数

B必要な冷凍能力を得るための圧縮機動力が小さければ小さいほど冷凍装置の性能がよいことになる。その冷凍装置の性能を表す量が成績係数である○
B冷凍能力を理論断熱圧縮動力で除した値を理論冷凍サイクルの成績係数と呼び、この値が大きいほど、小さい動力で大きな冷凍能力が得られることになる○

@冷凍装置の運転条件が変化しても、成績係数の値は変化することはない×変化する。
@冷凍サイクルにおいて、蒸発圧力だけが低くなっても、あるいは凝縮圧力だけが高くなっても、成績係数は大きくなる×小さくなる
@冷凍サイクルの成績係数は、冷凍サイクルの運転条件によって変わる。蒸発圧力だけが低くなっても、あるいは凝縮圧力だけが高くなっても、成績係数が大きくなる×小さくなる
A実際の装置における冷凍サイクルの成績係数は、理論冷凍サイクルの成績係数よりも大きい×小さい
A冷凍サイクルの蒸発器で冷媒から奪う熱量のことを、冷凍効果という×冷媒1kg当たりが周囲から奪う熱量

C冷凍装置やヒートポンプ装置の成績係数は、装置全体の運転条件によって決まり、圧縮機の性能の影響を受けることはない×圧縮機の性能の影響を受ける。
C冷凍装置の実際の成績係数は、理論冷凍サイクルの成績係数に断熱効率と体積効率を乗じて求められる×体積効率→機械効率
C冷凍装置の熱交換器の伝熱計算には、誤差が数%程度でよい場合、算術平均温度差が使われることが多い○
B理論冷凍サイクルの成績係数は、理論ヒートポンプサイクルの成績係数より1だけ大きい×理論ヒートポンプサイクルの成績係数
C凝縮温度を一定として蒸発温度を低くすると、冷凍装置の成績係数は大きくなる×蒸発温度と凝縮温度との温度差が大きくなると、断熱効率と機械効率が小さくなるので、冷凍装置の成績係数は大きく低下する。とくに、蒸発温度を低くして運転すると、冷凍装置の成績係数が小さくなるとともに、冷凍能力やヒートポンプ加熱能力も小さくなる。

@圧縮機の圧力比は、吸込み蒸気の絶対圧力を吐出しガスの絶対圧力で割った値であるが、この圧力比が大きくなるほど体積効率は小さくなる×吸込み蒸気の絶対圧力
A圧縮機の圧力比が大きくなると、断熱効率は小さくなるが、機械効率は大きくなる×機械効率は若干小さくなる。
@圧力比が大きくなると、機械効率は小さくなり、冷凍装置の成績係数は大きくなる×成績係数は小さくなる。
B圧縮機の運転条件によって決まる圧力比が小さくなると、断熱効率と機械効率は小さくなり、冷凍装置の成績係数は小さくなる×成績係数は大きくなる
C実際の冷凍装置は、蒸発温度と凝縮温度との温度差が大きくなると、圧縮機の圧力比、断熱効率と機械効率がともに大きくなるので、成績係数が低下する×断熱効率と機械効率が小さくなる

B水冷却器の交換熱量の計算において、冷却管の入口側の水と冷媒との温度差をΔt1、出口側の温度差をΔt2とすると、冷媒と水との算術平均温度差Δtmは、Δtm=(Δt1−Δt2)/2である×Δtm=(Δt1+Δt2)/2

!3冷媒循環量 冷凍能力、軸動力

@冷媒は、冷凍装置内で熱を吸収して蒸気になったり、熱を放出して液になったりして、状態変化を繰り返す○
C冷凍装置内を液や蒸気などの状態変化を繰り返しながら、単位時間当たりに循環する冷媒量を冷媒循環量という○
C冷媒循環量が0.10kg/sの蒸発器で周囲から16kJ/sの熱量を奪うとき、冷凍能力は160kJ/kgである×冷凍能力は1.6kJ/kg

B冷媒循環量を圧縮機のピストン押しのけ量から求めるときは、圧縮機の吸込み蒸気の密度(または比体積)と体積効率が必要である○
@冷媒循環量は、ピストン押しのけ量、圧縮機の吸込み蒸気の比体積および体積効率との積である×体積効率との積を、圧縮機の吸込み蒸気の比体積で除して求められる
B冷媒循環量は、往復圧縮機のピストン押しのけ量、圧縮機の吸込み蒸気の比体積および体積効率の大きさにより決まり、吸込み蒸気の比体積が大きいほど小さくなる○
@圧縮機の冷媒循環量は、圧縮機の押しのけ量、吸込み蒸気の比体積、体積効率の大きさによって決まり、吸込み圧力が低く、吸込み蒸気の過熱度が小さくなるほど減少する×過熱度が大きくなるほど

@冷凍装置の冷凍能力は、蒸発器出入口における冷媒の比エンタルピー差に冷媒循環量を乗じて求められる○
A圧縮機の冷凍能力は、冷媒循環量と、蒸発器入口と出口の比エンタルピーの差との積である○
B法定の冷凍能力と空調用における実際の冷凍能力の値を比較すると、空調用における実際の冷凍能力のほうが大きい○
C実際の圧縮機吐出しガスの比エンタルピーは、圧縮機の断熱効率が悪くなるほど大きくなる○

B圧縮機の実際の冷媒吸込み蒸気量は、ピストン押しのけ量と体積効率の積で表される○
@圧縮機の実際の冷媒吸込み蒸気量には、シリンダ上部のすきま容積の大きさは関係しない×関係する。
A圧縮機の吸込み蒸気の比体積は、吸込み圧力が低いほど、また、吸込み蒸気の過熱度が大きいほど大きくなり、圧縮機の冷媒循環量および冷凍能力が減少する○
@圧縮機の吸込み蒸気の比体積は、吸込み圧力が低いほど、また、吸込み蒸気の過熱度が小さいほど大きくなる×大きいほど大きくなる
C吸込み圧力が低いほど、吸込み蒸気の過熱度が小さいほど、吸込み蒸気の比体積は大きくなり、冷媒循環量が減少する×過熱度が大きいほど

@理論断熱圧縮動力は、冷媒循環量に断熱圧縮前後の比エンタルピー差を乗じたものである○
A圧縮機の駆動に必要な軸動力は、蒸気の圧縮に必要な圧縮動力と機械的摩擦損失動力の和で表すことができる○
A圧縮機の実際の駆動に必要な軸動力は、理論断熱圧縮動力と機械的摩擦損失動力の和で表される×理論断熱圧縮動力→蒸気圧縮動力
A実際の圧縮機の軸動力は、理論断熱圧縮動力を、断熱効率と体積効率の積で除して求められる×断熱効率と機械効率の積で除して求められる
B圧縮機においては、駆動の軸動力に相当する熱量が冷媒に加えられ、この熱量が蒸発器で冷媒に取り入られた熱量と一緒になって、圧縮機から凝縮器に向かって吐き出される○

C圧縮機駆動の軸動力Pは、理論断熱圧縮動力をPth、全断熱効率をηtadとすると、P=Pth/ηtadで表される○
A圧縮機の全断熱効率が大きくなると、圧縮機駆動の軸動力は小さくなり、冷凍装置の成績係数は大きくなる○
A断熱効率は、理論断熱圧縮動力Pthと実際の圧縮機での蒸気の圧縮に必要な圧縮動力Pcとの比(Pth/Pc)で表され、圧力比が大きくなると小さくなる○

!4冷凍機油およびブラインの性質について正しいものはどれか。

@単成分冷媒の沸点は種類によって異なるが、沸点の低い冷媒は、同じ温度条件で比べると、一般に沸点の高い冷媒よりも飽和圧力が低い×飽和圧力が高い。
@0℃における飽和圧力を標準沸点といい、冷媒の種類によって異なっている×飽和圧力が大気圧に等しいときの飽和温度を標準沸点

@蒸発温度と過熱度が同じR134aとR410Aの冷媒蒸気を、圧縮機で同じ凝縮温度まで圧縮すると、圧縮機吐出しガス温度は、R410Aのほうが低くなる×R410Aのほうが高くなる
B冷媒と潤滑油の組み合わせとして、R22とR134aは鉱油、R407Cはエーテル油、R404Aはエステル油が一般的に使用される×R134a/エステル油

A非共沸混合冷媒が蒸発するときは、沸点の低い冷媒のほうが先に蒸発する○
@非共沸混合冷媒が蒸発する場合は、沸点の低い冷媒が早く蒸発し、凝縮する場合は沸点の高い冷媒が早く凝縮する○
@非共沸混合冷媒が蒸発するときは沸点の低い冷媒が多く蒸発し、凝縮するときも沸点の低い冷媒が多く凝縮する×凝縮するときは沸点の高い冷媒が多く凝縮する
C圧力一定のもとで非共沸混合冷媒が凝縮器内で凝縮するとき、凝縮中の冷媒蒸気と冷媒液の成分割合は変化しない×変化する。

Bフルオロカーボン冷媒の比重は、液の場合は冷凍機油よりも大きく、漏えいガスの場合は空気よりも大きい○

@フルオロカーボン冷媒の種類の中で、分子構造中に塩素原子をふくむものはその塩素がオゾン層を破壊するとして国際的に規制されている。また、塩素原子を含まないものでも地球温暖化に影響を及ぼすとして大気放出を防ぐなどの対策・規制が行われている○
Aフルオロカーボン冷媒の液は潤滑油よりも重いが、これらは互いに溶解して溶液になることが多い○
Bフルオロカーボン冷媒が潤滑油に溶け込む割合は、温度が低いほど、圧力が低いほど大きくなる×圧力が高いほど大きくなる。

Bフルオロカーボン冷媒の中に水分が混入すると、高温状態で冷媒が加水分解して酸性の物質を作り、金属を腐食させる○
Cフルオロカーボン冷媒と水とは容易に溶け合い、冷媒が分解して酸性の物質を作って金属を腐食させる×水と溶け合わない。
Cフルオロカーボン冷媒は、水分が混入すると冷媒が加水分解し、酸性の物質を作り金属を腐食させるので、ドライヤをつけて冷媒に混入した水分を吸着して除去する○
Cフルオロカーボン冷媒は、化学的に安定した冷媒であるが、装置内に水分が混入し、温度が高いと冷媒が分解して金属を腐食することがある。また、膨張弁で遊離水分が凍結して詰まることもある○
A冷凍装置の中では、フルオロカーボン冷媒と油、それに微量の水分と金属などが共存しているので、温度が高くなると冷媒の分解や油の劣化が生じ、金属腐食や潤滑不良を起こすことがある○
Bフルオロカーボン冷媒は化学的安定性が高い冷媒なので、装置には銅や銅合金をはじめ、マグネシウムを含むアルミニウム合金の配管や部品の使用には制限がない×マグネシウムを含むアルミニウム合金に対しては腐食性があるので使用してはならない。

Aフルオロカーボン冷凍装置では、圧縮機から吐き出された冷凍機油は、冷媒とともに装置内を循環し、再び蒸発器から圧縮機へ戻るが、蒸発器内に冷凍機油が残らないようにする○

Cアンモニアの漏えいの検出をするために硫黄を燃やし、二酸化炭素(炭酸ガス)とアンモニアが反応して白煙を生じることを利用して検知する。フルオロカーボン冷媒は、電気式検知器や炎色反応を利用したハライドトーチ式検知器を利用する。×二酸化炭素→二酸化硫黄

Bアンモニア冷凍装置内に、微量の水分が混入しても運転に大きな障害を生じないが、水分が多量に混入すると、装置の性能が低下し、潤滑油が劣化する○
@アンモニア冷媒は水と容易に溶け合ってアンモニア水になるので、冷凍装置内に多量の水分が存在しても性能に与える影響はない×水分が多量に侵入すると装置の冷凍能力が低下する
Aアンモニア冷媒の飽和液は潤滑油よりも重く、装置から漏れたアンモニアガスは空気よりも重い×潤滑油よりも軽く、アンモニアガスは空気よりも軽い。

Bアンモニアガスは空気より軽く、空気中に漏えいした場合には、天井の方に滞留する○
Aアンモニア液は、鉱油にほとんど溶解しない。また、アンモニア液のほうが鉱油よりも比重が小さいので油溜め器、液溜め器などでは油が底に溜まるので、油抜きは容器底部から行う○
Aアンモニア液は鉱油にほとんど溶解せず、鉱油のほうがアンモニア液より比重が小さく、油タンクや液だめでは、油はアンモニア液の上に浮いて層を作る×油が底に溜まる
C冷凍機油はアンモニア液よりも軽く、アンモニアガスは室内空気よりも軽い。またアンモニアは銅および銅合金に対して腐食性があるが、鋼に対しては腐食性がないので、アンモニア冷凍装置には鋼管や鋼板が使用される×冷凍機油はアンモニア液よりも重く

C大気に接する状態で低温ブラインを使用すると、大気中の水分が凝縮しブラインの濃度が下がるので、濃度の調整が必要である○
Bブラインは空気とできるだけ接触しないように扱われる。それは、窒素が溶け込むと腐食性が促進され、また水分が凝縮して取り込まれると濃度が低下するためである×酸素が溶け込むと
Cブラインは、塩化カルシウムや塩化ナトリウムのほかに、エチレングリコール系やプロピレングリコール系の無機ブラインがある×有機ブラインがある。

!5圧縮機について正しいものはどれか。

A単段圧縮機の冷凍装置は、蒸発温度の下限が−30℃ぐらいまでである○
@冷媒の蒸発温度が−30℃程度以下の場合には、装置の効率向上、圧縮機吐出しガスの高温化にともなう冷媒と冷凍機油の劣化を防止するために、二段圧縮冷凍装置が一般に使用される○
@冷媒の蒸発温度が−30℃よりも低く、単段圧縮冷凍装置では圧縮機吐出しガス温度の高温化や冷凍装置の効率低下が見られるときには、二段圧縮機冷凍装置が使用される○
C二段圧縮冷凍装置では、蒸発器からの冷媒蒸気を低段圧縮機で中間圧力まで圧縮し、中間冷却器に送って過熱分を除去し、高段圧縮機で再び凝縮圧力まで圧縮するようにしている。圧縮の途中で冷媒ガスを一度冷却しているので、高段圧縮機の吐出しガス温度が単段で圧縮した場合よりも低くなる○

@圧縮機の体積効率が小さくなると冷媒循環量は減少する○
B圧縮機からの油上がりが多くなると、圧縮機内部の潤滑状態が良好となる×悪化する
B往復圧縮機の吸込み弁に異物などが付着してガス漏れを生じると体積効率が低下する○
@往復圧縮機の体積効率の値は、圧縮機の構造、運転の圧力比の大きさなどによって異なり、圧力比とシリンダのすきま容積比が大きくなるほど体積効率が大きくなる×体積効率が小さくなる
A往復圧縮機の冷凍能力は圧縮機の回転速度によって変わる。インバータを利用すると、電源周波数を変えて、回転速度を調節することができる○
C往復圧縮機のオイルリングが著しく磨耗すると、油上がりは多くなるが、油分離器をつけている場合には凝縮器や蒸発器の伝熱性能に影響を与えない×熱交換器での伝熱が悪化
B往復圧縮機の吐出し弁からシリンダヘッド内のガスがシリンダ内に漏れると、シリンダ内に絞り膨張して過熱蒸気となり、吸込み蒸気と混合して、吸い込まれた蒸気の過熱度が大きくなる○
@密閉往復圧縮機では、電動機で発生する熱が冷媒に加えられ、シリンダ吸込み蒸気の過熱度が大きくなるが、吐出し温度はほとんど変化しない×吐出し温度がより高くなる。
A冷媒ガス吸込み側に電動機を収めた密閉圧縮機では、電動機で発生する熱が冷媒に加えられて、吸込み蒸気の過熱度が大きくなるため、吹出しガス温度が高くなりやすい○
C一般の往復圧縮機のピストンには、ピストンリングとして、上部にオイルリング、下部にコンプレッションリングが付いている×上部にコンプレッションリング、下部にオイルリング。
B往復圧縮機のピストン押しのけ量は、単位時間当たりのピストン押しのけ量のことで、気筒数、シリンダ容積および回転速度により決まる○

C往復圧縮機が冷凍蒸気を吸込んで圧縮し、吐き出す量は、押しのけ量よりも小さくなる。その理由は、圧縮する際のピストンからクランクケースへの漏れ、シリンダのすきま容積(クリアランスボリューム)内の圧縮ガスの再膨張などがあるためである○

@圧縮機は冷媒蒸気の圧縮の方法により、容積式と遠心式に大別される○
@圧縮機は冷媒蒸気の圧縮の方法により、往復式と遠心式に大別される×容積式と遠心式
@圧縮機は冷媒蒸気の圧縮方法により、容積式、遠心式に大別されるが、スクリュー圧縮機、往復圧縮機は容積式である○
@スクリュー圧縮機は、容積式で高圧力比に適しているため、ヒートポンプや冷凍用に利用されることが多い○
Aスクリュー圧縮機の容量制御はスライド弁で行い、ある範囲内で無段階制御または段階制御が可能である○
B遠心圧縮機は冷凍負荷の大容量なものに適しているが、高圧力比には不向きなため、空調用として使用されることが多い○
C圧縮機は、冷媒蒸気の圧縮の方式により容積式と遠心式に大別される。容積式のスクリュー圧縮機は、遠心式に比べて高圧力比には不向きである×高圧力比に適している

C圧縮機の停止中に、冷媒が油に多量に溶け込んだ状態で圧縮機を始動すると、オイルフォーミングが発生することがある○
B停止中の圧縮機クランクケース内の油温が高いと、始動時にオイルフォーミングを起こしやすい×油温が低いと
B停止中の圧縮機クランクケース内の油温が高いと、油に冷媒が溶け込む溶解量は大きくなり、始動時にオイルフォーミングを起こす×クランクケース内の油温が低い場合

Cフルオロカーボン冷凍装置では、装置が正常でない液戻りの運転状態になると、油に冷媒液が多量に溶け込んで、油の粘度を低下させるので潤滑不良となる○

@開放形圧縮機はシャフトシールが必要であるが、密閉圧縮機および半密閉圧縮機ではシャフトシールは不要である○
A開放および半密閉の圧縮機ではシャフトシールが必要であるが、全密閉圧縮機はシャフトシールは不要である×半密閉および全密閉圧縮機はシャフトシールは不要
A半密閉圧縮機および全密閉圧縮機は、圧縮機内部の点検、修理ができない×半密閉圧縮機ではボルトを外すことによって圧縮機内部の点検、修理ができる

C容量制御装置は、多気筒圧縮機の負荷減少時の容量を制御するとともに、圧縮機始動時の負荷軽減装置としても使用される○
A多気筒圧縮機の容量制御はスライド弁で行い、ある範囲内で段階制御が可能である×スライド弁→容量制御装置で行う
@容量制御装置が取り付けられた多気筒の往復圧縮機は、吸込み弁を開放して作動気筒数を減らすことにより、段階的に圧縮機の容量を調節できる○
A多気筒の往復圧縮機では、吸込み弁を閉じて作動気筒数を減らすことにより、容量を段階的に変えることができる×吸込み弁を開放して
@多気筒圧縮機は、アンローダと呼ばれる容量制御装置で無段階に容量を制御できる×25〜100%の範囲
A多気筒圧縮機は、始動時に潤滑油の油圧が正常値に上がるまではアンロード状態で、アンローダが始動時の負荷軽減装置として使われる○
C強制給油方式の多気筒圧縮機は、液戻りの湿り運転状態が続くと、潤滑油に多量の冷媒が溶け込んで、油の粘度が低下し、潤滑不良となることがある○
A強制給油式の往復圧縮機はクランク軸端に油ポンプを設け、圧縮機各部のしゅう動部に給油する。強制的に給油するため、圧縮機の回転数が非常に低回転数であっても潤滑に十分な油圧を得ることができる×潤滑が悪くなる

C圧縮機が頻繁な始動と停止を繰り返すと、駆動用電動機巻線の異常な温度上昇を招き、焼損のおそれがある○
B圧縮機が頻繁に始動と停止を繰り返すと、駆動用の電動機巻線の温度上昇を招くが、巻線が焼損するおそれはない×巻線が焼損するおそれ

!6凝縮器および冷却塔

B冷却塔では、散水された水の一部が蒸発し、その蒸発潜熱で冷却水が冷却される○
B開放形冷却塔では、冷却水の一部が蒸発して、その蒸発潜熱により冷却水が冷却されるために冷却水を補給する必要がある○

A水冷式シェルアンドチューブ凝縮器は円筒胴、管板、冷却管および水室カバーから構成され、高温高圧の冷媒ガスは冷却管内を流れる冷却水により冷却され、凝縮液化する○
A水冷横形シェルアンドチューブ凝縮器では、冷却管内を冷媒が流れて冷媒が凝縮する×冷媒は管の外表面で凝縮する。
Aシェルアンドチューブ水冷凝縮器は、鋼管製の円筒胴と伝熱管から構成されており、冷却水が円筒胴の内側と伝熱管の間の空間に送り込まれ、伝熱管の中を圧縮機吐出しガスが通るようになっている×圧縮吐出しガスが円筒胴の内側と冷却管の間の空間に送り込まれ、冷却管の中を冷却水が通るようになっている。

@シェルアンドチューブ水冷凝縮器の伝熱面積は、冷媒に接する冷却管外表面の合計面積で表す○
Aシェルアンドチューブ凝縮器の伝熱面積は、冷媒に接する冷却管全体の内表面積の合計をいうのが一般的である×外表面積の合計をいう
C受液器兼用凝縮器を使用した装置で、冷媒を過充てんすると液面が上昇し、冷却管の一部が液に浸されて、凝縮に有効な伝熱面積が減少し、凝縮温度は上昇するが液の過冷却度はほとんど変わらない×液の過冷却度は増大する
C受液器をもたない冷凍装置における冷媒の過充填により、凝縮器の凝縮に有効に用いられる伝熱面積は、水冷凝縮器では減少することがあるが、空冷凝縮器において減少することはない×伝熱面積が減少する。

@受液器兼用水冷横形シェルアンドチューブ凝縮器の底部にある冷媒液出口管は冷媒液中にある。そのため、凝縮器内に侵入した不凝縮ガスである空気は器外に排出されずに器内にたまる○
A横形シェルアンドチューブ凝縮器の冷却管としては、冷媒がアンモニアの場合には銅製の裸管を、また、フルオロカーボン冷媒の場合には銅製のローフィンチューブを使うことが多い×冷媒がアンモニアの場合には鋼製の平滑管(裸管)

B冷却管の水あかの熱伝導抵抗を汚れ係数で表し、汚れ係数が大きいほど熱通過率が低下する○
A水冷凝縮器では、冷却水中の汚れや不純物が冷却管内面に水あかとして付着し、水あかの熱伝導率が大きいので、熱通過率の値が大きくなり、凝縮濃度が上昇する×水あかは熱伝導率が小さい、熱通過率が低下
B水あかは熱伝導率が大きく、熱の流れを妨げる。その結果、熱通過率が小さくなり、凝縮器能力が減少し、凝縮温度が上昇するので、圧縮機の軸動力は増加する×水あかは熱伝導率が小さい
@水冷凝縮器の冷却管に水あかが付着すると、冷却水流速が大きくなり、熱通過率の値も大きくなる×熱の流れが妨げられて、熱通過率が低下
A水冷凝縮器の冷却水側に水あかが厚く付着すると、水あかの熱伝導率が小さいので伝熱が阻害され、凝縮圧力は高くなり、圧縮機動力は増加する○

@一般に空冷凝縮器では、水冷凝縮器より冷媒の凝縮温度が高くなる○
A水冷凝縮器と空冷凝縮器を比べると、熱通過率の値は水冷凝縮器のほうが大きい○
C水冷凝縮器の伝熱管において、フルオロカーボン冷媒側の管表面における熱伝達率は水側の熱伝達率より大きく、水側の管表面に溝をつけて表面積を大きくしている×水側の管内表面の熱伝達率よりも小さい

B空冷凝縮器は、冷媒を冷却して凝縮させるのに、空気の顕熱を用いる凝縮器である○
@空冷凝縮器は、冷媒を冷却して凝縮させるのに、空気の顕熱を用いる。空冷凝縮器に入る空気の流速を前面風速といい、風速が大き過ぎると騒音が大きくなり、風速が小さ過ぎると熱交換の性能が低下する○
C空冷凝縮器では、空気側熱伝達率が冷媒側伝熱率に比べて小さいので、内外の熱伝達抵抗を同程度にするために、冷却管の空気側の外面にフィンをつけて表面積を増大する○
Cプレートフィン空冷凝縮器は、薄板で作られたフィンに穴をあけて、そこに冷却管を通し、このフィンをある間隔で冷却管に圧着させた形をしており、フィンの材料・形状、冷却管の種類、前面風速、入口空気の乾球温度などによって、熱交換性能が変化する○

B蒸発式凝縮器では、冷却コイルに散水ヘッダから水を散布して、主として水の蒸発潜熱を利用して冷媒を凝縮させる○
C蒸発式凝縮器は空冷凝縮器と比較して、凝縮温度を高く保つことができる凝縮器であり、主としてアンモニア冷凍装置に使われている×凝縮温度低く保つ
B蒸発式凝縮器では、空気の湿球温度が低くなると凝縮温度は高くなる×下がる

B二重管凝縮器は、内管に冷却水を通し、冷媒を内管と外管との間で凝縮させる○
C立形凝縮器において、冷却水は、上部の水受けスロットを通り、重力でチューブ内を落下して、下部の水槽に落ちる○

!7蒸発器について正しいものはどれか

A蒸発器で冷媒が蒸発するときに潜熱を周囲に与える×周囲の物質から熱を取り入れる。
C蒸発器では、周囲に熱を放出して冷媒が蒸発する×周囲からの熱エネルギーを受け入れて冷媒が蒸発する

@蒸発器は冷媒の供給方式により乾式蒸発器、満液式蒸発器および冷媒液強制循環式蒸発器に分類され、シェル側に冷媒を供給し、冷却管内にブラインを流し冷却する蒸発器は乾式蒸発器である×満液式蒸発器
@膨張弁から流出する冷媒をそのまま蒸発管に導き、飽和液が周囲から熱を取り込んで乾き飽和蒸気となり、さらに、いくらか過熱された状態で蒸発管から出て行くようにした蒸発器を、冷媒液強制循環式蒸発器という×乾式蒸発器

@満液式蒸発器に比べ、乾式蒸発器では伝熱面に飽和冷媒液が接する部分の割合が少ない○
A満液式蒸発器には冷媒の過熱に必要な管部がないため、蒸発器冷媒側伝熱面における平均熱通過率は、乾式蒸発器の場合より大きい○
A満液式蒸発器の冷媒側伝熱面における平均熱通過率は、乾式蒸発器のように冷媒の過熱に必要な管部がないため、乾式蒸発器の平均熱通過率よりも小さい×大きい。

B水やブラインなどの液体を冷却する乾式蒸発器は、一般にシェルアンドチューブ形が用いられる。液体は胴体と冷却管の間を通り、バッフルプレートによって液体側の熱伝達率を向上させている○
Bシェルアンドチューブ乾式蒸発器では、水側の熱伝達率を向上させるために、バッフルプレートを設置する○
Bシェルアンドチューブ形満液式蒸発器に入る冷媒は、大きな容器のシェルの中で蒸発して冷媒蒸気が圧縮機に吸い込まれ、冷媒液は滞留してシェル内の冷却管を浸している。蒸発器内に入った油の戻りが悪いので、油戻し装置が必要になる○

B冷媒液強制循環式蒸発器は、冷却管における冷媒側熱伝達率が大きく、一般的に小さな冷凍装置に用いられる×大規模の冷蔵庫に使われる
C冷媒液強制循環式蒸発器において、液ポンプにより強制循環する冷媒液量は、蒸発器で蒸発する冷媒量だけで十分である×蒸発液量の約3〜5倍程度
C冷媒液強制循環式蒸発器では、低圧受液器から蒸発液量の約3〜5倍の冷媒液を液ポンプで強制的に循環させるため、潤滑油も冷媒液とともに運び出され、蒸発器内に油が滞留することはない○

C蒸発における冷凍能力は、冷却される空気や水などと冷媒との間の平均温度差、熱通過率および伝熱面積に正比例する○
C冷媒側伝熱面における平均熱通過率は、乾式蒸発器のほうが満液式蒸発器よりも大きい×小さい
B乾式プレートフィン蒸発器の伝熱計算に必要な伝熱面積は、冷媒に接する内表面を基準として表す×外表面積(フィン側の空気に接する面)を基準として表す。

Bプレートフィンチューブ蒸発器に霜が厚く付着すると、風量が減少し、伝熱量が低下するため、除霜運転を行う必要がある○
A大きな容量の乾式プレートフィンチューブ蒸発器は多数の冷却管をもっており、これらの管に均等に冷媒を分配するために取り付けるものをディストリビュータ(分配器)という○
A冷凍能力の大きな乾式プレートフィンチューブ蒸発器は、多数の伝熱管をもっている。このため、冷媒をこれらの管に均等に分配して送り込むディストリビュータ(分配器)を取り付ける○
@大きな容量の乾式蒸発器では、蒸発器の出口側にディストリビュータを取り付けるが、これは多数の伝熱管に冷媒を均等に分配するためである。×入口側にディストリビュータ
A大形の乾式蒸発器では、多教の伝熱管に均等に冷媒を分配させるためにディストリビュータを取り付けるが、ディストリビュータの圧力降下があるので、その分膨張弁の容量は小さくなる○
B乾式空気冷却器では、蒸発器入口の冷媒分配を均等にするためにデイストリビュータを取り付けるが、圧力降下が大きいので外部均圧形温度自動膨張弁を用いるのがよい○
@大容量の乾式プレートフィンコイル蒸発器にディストリビュータを取り付けたが、過熱度制御に内部均圧形温度自動膨張弁を用いることができる×外部均圧形温度自動膨張弁
Cプレートフィンコイル蒸発器のフィン表面に霜が厚く付着すると、空気の通路が狭くなって風量が減少し、霜の熱伝導率が小さいため伝熱が妨げられ、蒸発圧力、蒸発温度が低下する○

A冷蔵庫で使用される空気冷却器では、庫内温度と蒸発温度との平均温度差は5〜10Kにとるが、この値が大き過ぎると蒸発温度を低くする必要があり、装置の成績係数が低下する○

A冷蔵用の空気冷却器では、算術平均温度差は通常5〜10K程度であるがこの温度差が大きすぎると、蒸発温度を高くしなければならないので圧縮機の軸動力は減少し、装置の成績係数が低下する×低くしなければならない

h25q7蒸発器の凍結防止と除霜について正しいものはどれか。
@水は0℃で凍結するので、凍結防止装置が必要であるが、ブラインは0℃で凍らないので、凍結防止装置は必要ない×ブラインも温度が下がり過ぎると凍結するため、凍結防止装置が必要となる
A庫内温度が5℃程度のユニットクーラの除霜には、蒸発器への冷媒の送り込みを止めて、庫内の空気の送風によって霜を融かす方式がある○

@除霜方式には、散水方式、ホットガス方式、オフサイクルデフロスト方式などがある。ホットガス方式では、高温の冷媒ガスの顕熱だけで霜を融解させる×顕熱と凝縮潜熱
@ホットガス除霜は、冷却管の内部から冷媒ガスの熱によって霜を均一に融解し、霜が厚くなっても有効に除霜ができる方法である×霜が厚くなると融けにくくなり、除霜の時間が長くなる
Cホットガス方式の除霜では、圧縮機から吐き出される高温の冷媒ガスを蒸発器に送り込むため、霜が厚く付いている場合に適している×霜が厚くなると融けにくくなり使いづらい
Bホットガスデフロストは温かい冷媒ガスを蒸発器に送って霜を融解するので、散水デフロストよりも霜が厚く付いてから行う×霜が厚く付いていると融けにくくなる。霜が厚くならないうちに早めに行う。
C散水除霜方式は、水を蒸発器に散布して霜を融解させる方法である。水の温度が低すぎて霜を融かす能力が不足しないように、水温を適切に管理する○
Cデフロスト水の排水配管には、庫外にトラップを設けて庫内への外気の侵入を防止する○

!8自動制御機器について正しいものはどれか。
@蒸発器の熱負荷変動に対応して、蒸発器出口の冷媒過熱度を5K前後に制御するために、最大熱負荷に対して2倍程度の定格容量の膨張弁を選定する必要がある×大き過ぎず小さ過ぎない容量の膨張弁を選定する必要がある
C膨張弁の容量が蒸発器の容量に対して小さ過ぎる場合、冷媒流量と過熱度が周期的に変動するハンチング現象を生じやすくなり、熱負荷の大きなときに冷媒流量が不足する×膨張弁の容量が蒸発器の容量に対して大き過ぎる場合

A温度自動膨張弁は冷凍負荷の増減に応じて、自動的に冷媒流量を調節し、蒸発器出口過熱度が0K(ゼロケルビン)になるように制御する×3〜8Kに調整
@感温筒が液チャージ方式の温度自動膨張弁は、弁本体の温度が感温筒温度よりも低くなっても正常に作動する○
@温度自動膨張弁は、蒸発器出口冷媒の過熱度が常にほぼ一定になるように、冷媒流量を調節する○
A温度自動膨張弁の容量は、弁開度と弁オリフィス口径が同じであっても、凝縮圧力と蒸発圧力との圧力差によって異なる○
@温度自動膨張弁は、高圧の冷媒液を低圧部に絞り膨張させる機能と、過熱度により冷媒流量を調節して冷凍装置を効率よく運転することの二つの役割をもっている○

A温度自動膨張弁の感温筒が外れると、膨張弁が閉じて過熱度が高くなり、冷凍能力が小さくなる×過熱度は低くなり
A温度自動膨張弁の感温筒が吸込み管から外れると、膨張弁は閉じて冷凍装置が冷えなくなる×膨張弁が大きく開いて液もどりを生じる
B温度自動膨張弁は過熱度を制御するために、蒸発器出口冷媒の温度を膨張弁の感温筒で検出する。感温筒の取付け場所としては、冷却コイル出口ヘッダが適切である×感温筒を冷却コイル出口ヘッダや吸込み管の液のたまりやすい所に取り付けると、正しい温度を検出できない。

@一般に、膨張弁から蒸発器出口にいたるまでの圧力降下が大きい場合には、外部均圧形温度自動膨張弁を使用する○
B温度自動膨張弁から蒸発器出口までの圧力降下が大きい場合には、内部均圧形温度自動膨張弁を使用しなければならない×外部均圧形温度自動膨張弁を使用
A内部均圧形温度自動膨張弁は、冷媒の流れの圧力降下の大きな蒸発器、ディストリビュータで冷媒を分配する蒸発器に使用される×外部均圧形温度自動膨張弁
@外部均圧形温度自動膨張弁の感温筒は、膨張弁の弁軸から弁出口の冷媒が漏れることがあるので、均圧管の下流側に取り付けるのがよい×上流側に取り付ける
A外部均圧形温度自動膨張弁は、蒸発器やディストリビュータの圧力降下が大きな場合に利用されるが、蒸発器出口の圧力を外部均圧管で、膨張弁のダイヤフラム面に伝える構造になっている○

B蒸発圧力調整弁は、蒸発器の入口配管に取り付けて、冬季に蒸発圧力が低くなりすぎるのを防止する×出口配管に取り付ける
@蒸発圧力調整弁は、蒸発器の出口配管に取り付けて、蒸発器内の冷媒の蒸発圧力が所定の蒸発圧力よりも高くなるのを防止する目的で用いられる×低くなるのを防止する
B蒸発圧力調整弁は、蒸発器の出口配管に取り付けて、蒸発器内の冷媒の蒸発圧力が所定の蒸発圧力よりも下がるのを防止する目的で用いる○

C圧縮機に用いる低圧圧力スイッチの「開」と「閉」の作動の間の圧力差(ディファレンシャル)を小さくしすぎると、圧縮機の運転、停止が頻繁に起こり、圧縮機の電動機焼損の原因になることがある○
C大形の冷凍装置に保安の目的で高低圧圧力スイッチを設ける場合、高圧側の圧力スイッチは自動復帰式を用いる×手動復帰式を用いる
C給油ポンプを内蔵している圧縮機では、運転中に何らかの原因によって、定められた油圧を保持できなくなると、油圧保護圧力スイッチが作動して圧縮機を停止させる。このスイッチは自動復帰式である×手動復帰式

B冷却水調整弁は制水弁、節水弁とも呼ばれ、水冷凝縮器の負荷が変化したときに凝縮圧力を一定に保持できるように作動し、冷却水量を調節する○
A冷却水調整弁は、水冷凝縮器の冷却水出口側に取り付け、水冷凝縮器の負荷変動があっても、凝縮圧力を一定圧力に保持するように作動し、冷却水量を調整する○

B凝縮圧力調整弁は夏季に凝縮圧力が高くなり過ぎるのを防ぐために用いる×凝縮圧力が低くなり過ぎるのを防ぐ
C凝縮圧力調整弁は、凝縮器の圧力が設定圧力以下にならないように凝縮器から流出する冷媒液を絞る○

C吸入圧力調整弁は、圧縮機吸込み配管に取り付けて、圧縮機吸込み圧力が設定値よりも高くならないように調整できるばかりでなく、圧縮機の始動時や蒸発器の除霜などのときに、圧縮機駆動用電動機の過負荷も防止できる○
C吸入圧力調整弁は、弁の出口側の圧縮機吸込み圧力が設定値よりも下がらないように調節する×上がらないように調節
B吸入圧力調整弁は、弁の出口側の圧縮機吸込み圧力が設定値よりも下がらないように調節し、圧縮機駆動用電動機の過負荷を防止している×上がらないように調節

B直動式電磁弁は、電磁コイルに通電すると磁場が作られてプランジャを吸引して弁を開き、電磁コイルの電源を切ると弁を閉じる○

A定圧自動膨張弁は、蒸発圧力すなわち蒸発温度がほぼ一定になるように、冷媒流量を調節する蒸発圧力制御弁である。この弁では蒸発器出口冷媒の過熱度は制御できないので、一般に熱負荷変動の少ない小形冷凍装置に用いられる○

@キャピラリチューブは、細管を流れる冷媒の抵抗による圧力降下を利用して、冷媒の絞り膨張を行う機器である○
A小容量の冷凍装置には、キャピラリチューブが用いられている。キャピラリチューブは、冷媒の流動抵抗による圧力降下を利用して冷媒の絞り膨張を行うとともに、冷媒の流量を制御し、蒸発器出口冷媒の過熱度の制御を行う×冷媒の絞り膨張を行うのみ

C断水リレーは、冷却水ポンプを停止させることによって装置を保護する安全スイッチであり、水冷凝縮器や水冷却器で断水または循環水量が低下したときに作動する×電気回路を遮断して、圧縮機を停止させたり、警報を出したりして装置を保護する安全スイッチ

!9附属機器について正しいものはどれか。

B冷凍装置に用いられる受液器には、大別して凝縮器の出口側に連結される高圧受液器と、冷媒液強制循環式冷凍装置で蒸発器に連結して用いられる低圧受液器とがある○
B冷凍装置に用いられる受液器には、大別して凝縮器の出口側に連結される高圧受液器と、冷媒液強制循環式で凝縮器の出口側に連結して用いられる低圧受液器とがある×蒸発器に連結して用いられる低圧受液器とがある
B低圧受液器は、冷媒液強制循環式冷凍装置において、蒸発器に液を送り、かつ、蒸発器から戻る冷媒の気液分離と液だめの役割をもつ○
@高圧受液器は単に受液器と呼ばれることが多く、運転状態の変化があっても冷媒液が凝縮器に滞留しないように冷媒液量の変動を吸収する役割がある○
@高圧受液器を設置することにより、冷媒設備を修理する際に、大気に閉放する装置部分の冷媒を回収することができる○
B高圧受液器は、つねに冷媒液を確保して、液とともに冷媒蒸気が流れ出さないような構造である○
@高圧受液器内には常に冷媒液を確保するようにし、受液器出口では蒸気が液と共に流れ出ないような構造とする○
C運転状態の変化があっても、冷媒液が凝縮器内にたまらないように、高圧受液器内には冷媒液をためないようにする×高圧受液器で冷媒液量の変動を吸収する。

Aフルオロカーボン冷凍装置の液ガス熱交換器は、冷媒液を過冷却して液管内でのフラッシュガスの発生を防止し、圧縮機吸込み冷媒蒸気を適度に過熱するために用いる○
Bフルオロカーボン冷凍装置では、液ガス熱交換器を設けることがある。その目的は、圧縮機に戻る冷媒蒸気を適度に冷却することと、凝縮器を出た冷媒液を過冷却することである×冷媒液を過冷却して液管内でのフラッシュガスの発生を防止することと、吸込み蒸気を適度に過熱して湿り状態の冷媒蒸気が圧縮機に吸い込まれることを防止すること
A液ガス熱交換器は、冷媒液を過冷却して液管内でのフラッシュガスの発生を防止し、圧縮機吸込み冷媒蒸気の過熱度を小さくするために用いる×適度に過熱するために用いる
Aアンモニア冷凍装置では、圧縮機の吸込み蒸気過熱度の増大にともなう吐出しガス温度の上昇が著しいので、液ガス熱交換器は使用しない○
B液ガス熱交換器は凝縮器を出た冷媒液を過冷却させるとともに、圧縮機に戻る冷媒蒸気を適度に過熱させるので、フルオロカーボン冷凍装置、アンモニア冷凍装置でよく利用される×アンモニア冷凍装置では、圧縮機の吸込み蒸気過熱度の増大にともなう吐出しガス温度の上昇が著しいので、使用しない
Bアンモニア冷凍装置では、凝縮器を出た冷媒液を過冷却するとともに、圧縮機に戻る冷媒蒸気を適度に過熱させるために、液ガス熱交換器を設けることがある×

A液分離器は、蒸発器と圧縮機との間の吸込み蒸気配管に取り付けて、蒸気と液を分離し、蒸気だけを圧縮機に吸い込ませて、液圧縮を防止する○
A液分離器は、冷媒蒸気中に混在した液を分離し、蒸気だけを圧縮機に吸い込ませて、液圧縮を防止して圧縮機を保護する役目で取り付けられる○
@液分離器は、圧縮機の吐出し管に設け、冷媒蒸気中に冷媒液が混在したときに蒸気と液を分離するために用いる×蒸発器から圧縮機の間の吸込み蒸気配管に設け
@液分離器は、蒸発器と圧縮機との間の吸込み管に取り付け、吸込み蒸気中に混在した液を分離して、冷凍装置外部に排出する×冷媒蒸気だけを圧縮機に吸い込ませる。
A小形のフルオロカーボン冷凍装置やヒートポンプ装置に使用される小容量の液分離器では、内部のU字管下部に設けられた小穴から少量ずつ液を圧縮機に吸い込ませるものがある○

C油分離機は、大形や低温用のフルオロカーボン冷凍装置、アンモニア冷凍装置に用いることが多い○
@油分離器は、圧縮機の吐出し管に取り付け、冷媒と潤滑油を分離し、凝縮器や蒸発器に油が送られて、冷却管の伝熱を妨げるのを防止する○
C油分離器は、圧縮機の吸込み管に設けられ、冷媒液と潤滑油を分離する機器である×圧縮機の吐出し管に設けられ
C冷凍機油は凝縮器や蒸発器に送られると伝熱を妨げるので、油分離器を、圧縮機の吸込み蒸気配管に設ける×吐出し管に設ける
A冷凍機油は凝縮器や蒸発器に送られると伝熱を妨げるので、圧縮機の吐出し管には必ず油分離器を設け、潤滑油を分離する×冷凍機油を分離する。小型フルオロカーボン冷凍装置では、油分離器を設けていない場合も多い。

C油分離器は、アンモニア冷凍装置や低温用のフルオロカーボン冷凍装置に用いることが多い。アンモニア冷凍装置の場合、分離された冷凍機油(鉱油)は劣化しにくく、一般に圧縮機クランクケース内に自動返油される×アンモニア冷凍装置の場合、吐出しガス温度が高く、分離された冷凍機油(鉱油)が劣化するので、一般には自動返油せず、油だめに抜き取ることがある。
Cアンモニア冷凍装置の油分離器で分離された鉱油は、一般に圧縮機クランクケース内に自動返油される×吐出しガス温度が高く油が劣化するので、一般には自動返油せず、油だめに抜き取ることがある。

Cフルオロカーボン冷凍装置の冷媒系統に水分が存在すると、装置の各部に悪影響を及ぼすので、冷媒液はドライヤを通して、水分を除去するようにしている○
Bドライヤは、一般に液管に取り付け、フルオロカーボン冷凍装置の冷媒系統の水分を除去する○
@ドライヤは、冷媒配管内の水分を除去するために、アンモニア冷凍装置に使用される×フルオロカーボン冷凍装置に使用される
Cドライヤの乾燥剤には、水分を吸着して化学変化を起こさないシリカゲル、ゼオライトをよく使用する○
Aフルオロカーボン冷凍装置の冷媒液配管に設けるドライヤのろ筒内部には、乾燥剤が収められている。乾燥剤には、水分を吸着しても化学変化を起こさない物質を用いる○
@ドライヤの乾燥剤にシリカゲルやゼオライトが用いられる理由は、化学反応により水分を除去しやすいこと、砕けにくいことである×水分を吸着して化学変化を起こさないこと

!10冷媒配管 フラッシュガス

@飽和温度以上に高圧液管が温められても、フラッシュガスは発生しない×フラッシュガスが発生する
B冷媒液配管内にフラッシュガスが発生すると、配管内の流れの抵抗が小さくなる×抵抗が大きくなる。
A冷媒液配管内にフラッシュガスが発生すると、このガスの影響で液のみで流れるよりも配管内の流れの抵抗が小さくなる×抵抗が大きくなる
A高圧冷媒液配管内にフラッシュガスが発生すると、配管内の冷媒の流れ抵抗が小さくなって、フラッシュガスの発生がより激しくなる×配管内の冷媒の流れ抵抗が大きくなって
B冷媒液配管内にフラッシュガスが発生すると、膨張弁の冷媒流量が増加し、冷凍能力が増加する×膨張弁の冷媒流量が減少し、冷凍能力が減少する

A高圧液配管内で液の圧力が上昇すると、フラッシュガスが発生し、膨張弁の冷媒流量が減少して冷凍能力が減少する×高圧液配管内で液の圧力が低下すると
B高圧液管に大きな立ち上がり部があり、その高さによる圧力降下で飽和圧力以下に凝縮液の圧力が低下する場合には、フラッシュガスは発生しない×フラッシュガスが発生する。

B高圧液管は、冷媒液がフラッシング(気化)するのを防ぐために、流速はできるだけ小さくなるような管径とする○

@冷媒配管では冷媒の流れ抵抗を極力小さくするように留意し、配管の曲がり部はできるだけ少なくし、曲がりの半径は大きくする○
@冷媒配管に使用する材料は、冷媒と潤滑油の化学的作用によって劣化しないものを使用する○
@アンモニア冷媒用の配管には、銅および銅合金を使用してはならない○
@配管材料としての銅および銅合金は、アンモニア冷媒に使用できる×アンモニアは、銅および銅合金に対して腐食性がある。このため配管材料としての銅および銅合金は、アンモニア冷媒に使用してはならない。
Bアンモニア冷媒配管には、真ちゅう製のバルブを取り付ける×銅および銅合金を使用してはならない。真ちゅう(黄銅)

@配管用炭素鋼鋼管(SGP)は、アンモニアなどの毒性をもつ冷媒の配管には使用しない○
C配管用炭素鋼鋼管(配管用炭素鋼管)(SGP)は、設計圧力が1.6MPaのフルオロカーボン冷媒配管に使用できる×設計圧力が1MPaを超える耐圧部分、温度が100℃を超える耐圧部分には使用できない。
B配管用炭素鋼鋼管(SGP)は、フルオロカーボン冷凍R410Aの高圧冷媒配管に使用できる×配管用炭素鋼鋼管(SGP)は、毒性をもつ冷媒、設計圧力が1MPaを超える耐圧部分、温度が100℃を超える耐圧部分には使用できない。フルオロカーボン冷凍R410Aの高圧部設計圧力は1MPaを超えるため使用することはできない。

A吐出し管は、冷媒ガス中に混在している油が確実に運ばれるガス速度が確保できる管径とする○
C圧縮機吐出し管の施工上の大切なことは、圧縮機の停止中に配管内で凝縮した液や油が逆流しないようにすることである○
A圧縮機の吐出し管も吸込み管も管の内径が大きいほど、冷媒の流れの抵抗は小さくなる○
C冷媒蒸気中に混在している冷凍機油を戻すために圧縮機の吸込み配管径を小さくして冷媒流速を大きくすると、吸込み圧力は低下する○
C吸込み管の管径は、冷媒蒸気中に混在している油を、最小負荷時にも確実に圧縮機に戻せるような蒸気速度が保持できるように選定する○
@圧縮機吸込み管の管径は、冷媒蒸気中に混在している油を、最小負荷時にも圧縮機に戻せるような蒸気速度が保持でき、かつ、過大な圧力降下が生じない程度の蒸気速度を上限として決定する○
Aスクリュー圧縮機の吐出し管の管径は、過大な圧力降下と異常な騒音を生じないガス速度のみで決定する×冷媒ガス中に混在している油が確実に運ばれるだけのガス速度を最小とし、かつ、過大な圧力降下とな騒音を生じないガス速度を上限として決定する。

C圧縮機吸込み管の二重立ち上がり管は、容量制御装置をもった圧縮機の吸込み管に、油戻しのために設置する○
B圧縮機吸込み管の二重立ち上がり管は、冷媒液の戻り防止のために使用される×油戻しのために使用される
A圧縮機への吸込み管の立ち上がりが非常に長い場合には、約10mごとに中間トラップを設けることがあるが、これは油を圧縮機に吸い込ませないためである×油を圧縮機に戻しやすくするため

A横走り吸込み配管にUトラップがあると、軽負荷運転時や停止時に油や冷媒液が溜まり、圧縮機の再始動時に液圧縮の危険がある○
C圧縮機の近くに吸込み蒸気の横走り管がある場合、横走り管中にUトラップがあると、軽負荷運転時や停止時に油や冷媒液がたまり、圧縮機の再始動時に液圧縮の危険が生じる○
@横走り吸込み管にUトラップ(U字状の配管)があると、軽負荷運転時や停止時に油や冷媒液がたまり、圧縮機の始動時やアンロードからフルロード運転に切り換わったときに液圧縮の危険がある○

B吸込み蒸気配管には十分な防熱を施し、管表面における結露あるいは結霜を防止することによって吸込み蒸気温度の低下を防ぐ×吸込み蒸気温度の上昇を防ぐために十分な防熱を施す。

Cフルオロカーボン冷凍装置に使用する銅配管の接続方式は、一般にフレア継手、ろう付け継手を用いることが多い○

C凝縮器と受液器を接続する液流下管で冷媒液を流下しやすくする方法の一つとして、凝縮器と受液器との間に均圧管を用いる方法がある○

!11安全装置について正しいものはどれか。
A所定の内容積以上のフルオロカーボン冷媒用の圧力容器には、安全弁を取り付けなければならない
A安全弁に要求される最少口径を求める式は、圧縮機用と圧力容器用とでは異なる○
@すべての圧縮機には安全弁の取付けが義務づけられているが、その口径は冷凍装置の冷凍能力に応じて定められている×冷凍能力が20トン以上の圧縮機には安全弁の取付けが義務づけられている。
A容器に取り付ける安全弁の口径は、容器の外径、容器の長さおよび冷媒の種類ごとに高圧部、低圧部に分けて定められた定数によって決まる○
A圧力容器に取り付ける安全弁の最小口径は、容器の内径と長さの積の平方根と、冷媒の種類ごとに高圧部、低圧部に分けて定められた定数の積で決まる×容器の外径と長さ
B圧力容器に取り付ける安全弁の最小口径は、同じ大きさの圧力容器であっても高圧部と低圧部によって異なり、多くの冷媒では高圧部のほうが大きい×低圧部のほうが大きい
@圧力容器に取り付ける安全弁の最小口径は、冷媒の種類にかかわらず、容器の外径と長さだけで決まる×冷媒の種類による定数に、容器の外径と長さの積の平方根を乗じた値とする
@圧縮機に取り付けるべき安全弁の最小径は、ピストン押しのけ量の平方根を冷媒の種類により定められた定数で除して求められる×定数を乗じて求める

C圧力容器などに取り付ける安全弁には、止め弁を設ける。これは、安全弁が作動したときに冷媒が漏れ続けないようにするためである×修理等のために止め弁を設ける
A安全弁にはそれの検査のために止め弁を設けることができるが、検査時を除き止め弁を開にしておき「常時開」の表示をする○
A圧力容器に取り付ける安全弁には、検査のために止め弁を設けるが、この止め弁には「常時開」の表示をするなど、止め弁の操作に間違いのないようにしなければならない○

@冷凍装置の安全弁の作動圧力は、吹始め圧力ではなく、吹出し圧力のことである×吹始め圧力と吹出し圧力のこと

@安全弁の各部のガス通路面積は、安全弁の口径面積より小さくしてはならない。また、作動圧力を設定した後、封印できる構造であることが必要である○

C溶栓は温度によって溶融するものであるから、圧縮機吐出しガスで加熱される部分に取り付けてはならない○
A溶栓付きのフルオロカーボン冷媒用シェルアンドチューブ凝縮器において、溶栓が100℃の高温吹出しガスにさらされても、問題なく運転を継続できる×溶栓の溶融温度は原則として75℃以下
B溶栓は温度によって溶栓中央の金属が溶融するものであるから、圧縮機の吐出しガスで加熱される部分、あるいは、水冷凝縮器の冷却水で冷却される部分などに取り付けてはならない○
B溶栓はシェル形凝縮器の高温の圧縮機吐出しガスで加熱される部分に取り付け、この温度を感知して、圧力の異常な上昇を防ぐように作動する×

@溶栓が作動すると内部の冷媒が大気圧になるまで放出するので、可燃性または毒性を有する冷媒を使用した冷凍装置には溶栓は使用しない○
B溶栓は、温度の上昇を検知して冷媒を放出し、過大な圧力上昇を防ぎ、温度の低下とともに閉止して冷媒の放出を止める×内部の冷媒が大気圧になるまで噴出を続ける
B溶栓は温度を検知して圧力の異常な上昇を防ぐので、すべての冷凍装置に使用できる×溶栓は温度によって溶融して冷媒を放出するため、可燃性または毒性ガスを冷媒とした冷凍装置に使用してはならない

B高圧遮断装置は異常な高圧圧力を検知して作動し、圧縮機を駆動している電動機の電源を切って圧縮機を停止させ、運転中の異常な圧力の上昇を防止する○
C通常、高圧遮断装置は、安全弁噴出前に圧縮機を停止させ、高圧側圧力の異常な上昇を防止するために取り付けられ、原則として手動復帰式である○
B高圧遮断装置の作動圧力は、高圧部に取り付けられた安全弁の吹始め圧力の最低値以下の圧力であって、かつ、高圧部の許容圧力以下に設定しなければならない○
@高圧遮断装置の作動圧力は、圧縮機に取り付ける安全弁の作動圧力と同じに設定する×

C冷媒設備の冷媒ガスが室内に漏えいしたときに、その濃度において人間が失神や重大な障害を受けることなく緊急の処置をとったうえで、自らも避難できる程度の濃度を基準とした限界濃度が規定されている○
B可燃性ガス冷媒の冷凍装置では、漏えいしたガスが滞留して限界濃度を超えるおそれがある場合でもガス漏えい検知警報設備は設ける必要はない×ガス漏えい検知警報設備を設けなければならない

A液封による事故は運転中に高温高圧になる液配管で発生することが多く、弁操作ミスなどが原因になることが多い×低温の冷媒液配管で発生することが多く
C液封による事故を防止するために、液封の起こるおそれのある部分には、溶栓、安全弁、破裂板または圧力逃がし装置を取り付ける必要がある×溶栓は不可
@フルオロカーボン冷凍装置では、液封事故を防止するために、液封の起こるおそれのある部分には、破裂板以外の安全弁または圧力逃がし装置を取り付ける必要がある×溶栓以外の安全弁、破裂板または圧力逃し装置を取り付ける

C破裂板は、圧力を感知して冷媒を放出するが、可燃性や毒性を有する冷媒を用いた装置では使用できない○
C破裂板は、圧力の上昇を検知して冷媒を放出し、過大な圧力上昇を防ぎ、圧力の低下とともに閉止して冷媒の放出を止める×内部の冷媒が大気圧になるまで噴出を続ける

!12材料の強さおよび圧力容器について正しいものはどれか
C圧力容器の円筒胴の設計板厚は、設計圧力、円筒胴内径、材料の許容引張応力、溶接継手の効率および腐れしろから求めることができる○
C圧力容器を設計するときに、一般的に材料の引張強さの1/2の応力を許容張応力として、その値以下になるように設計する×1/4の応力を許容張応力として
@JIS規格の溶接構造用圧延鋼材SM400B材の許容引張応力は400N/mm2であり、最小引張強さは100N/mm2である×最小引張強さは400N/mm2であり、許容引張応力は400×1/4=100N/mm2
@溶接構造用圧延鋼材SM400Bの許容引張応カは400N/mm2である×最小引張強さは400N/mm2。許容引張応力は400×1/4=100N/mm2

B圧力容器で耐圧強度が問題となるのは、一般に引張応力である○
A圧力容器の円筒胴では、接線方向の引張応力は長手方向の2倍となる○
@円筒胴の圧力容器の胴板に生じる応力は、接線方向の引張応力が長手方向の引張応力よりも大きい○
C薄肉円筒胴圧力容器の板の内部に発生する圧力は、円筒胴の接線方向に作用する圧力が長手方向に作用する圧力の1/2である。×圧力の2倍
@薄肉円筒胴に発生する応力は、長手方向にかかる応力と接線方向にかかる応力があるが、長手方向にかかる応力のほうが接線方向にかかる応力よりも大きい×接線方向にかかる応力は長手方向にかかる応力の2倍となる。

A円筒胴にかかる内圧が一定の場合、円筒胴の直径が大きいほど、円筒胴に必要な板厚は厚くなる○
A円筒胴の直径が大きく、内圧が高いほど、円筒胴の必要とする板厚は厚くなる○
A円筒胴の直径が小さいほど、また、内圧が高いほど、円筒胴の必要とする板厚は厚くなる×円筒胴の直径が大きいほど、また、内圧が高いほど、円筒胴の必要とする板厚は厚くなる。

C一般の鋼材は低温で脆くなり、これを低温脆性という。この低温脆性による破壊は、衝撃荷重などが引き金になって、降伏点以下の低荷重のもとでも突発的に発生する○
A一般の鋼材の低温脆性による破壊は、低温で切欠きなどの欠陥があり、引張応力がかかっている場合に、繰返し荷重が引き金になってゆっくりと発生する×突発的に発生する。

B二段圧縮冷凍設備における設計圧力は、高圧部、中圧部および低圧部の三つに区分され、高圧部では通常の運転状態で起こりうる最高の圧力を用いる×高圧部と低圧部の二つしか存在しない
B二段圧縮の冷凍設備では、低圧段の圧縮機の吐出し圧力以上の圧力を受ける部分を高圧部とし、その他を低圧部として取り扱う×高段側の圧縮機の吐出し圧力以上の部分を高圧部

@高圧部設計圧力は、停止中に周囲温度の高い夏期に内部の冷媒が38〜40℃程度まで上昇したときの冷媒の飽和圧力に基づいている×高圧部では、通常の運転状態で起こり得る最高の圧力を設計圧力とし、低圧部では、停止中に周囲温度の高い夏期に内部の冷媒が38〜40℃程度まで上昇したときの冷媒の飽和圧力に基づいて規定している。

A許容圧力は、対象とする設備が実際に許容できる圧力のことである○
A許容圧力は、冷媒設備において現に許容しうる最高の圧力であって、設計圧力または腐れしろを除いた肉厚に対応する圧力のうち低いほうの圧力をいう○
B許容圧力は、冷媒設備において現に許容しうる最高の圧力であって、設計圧力または腐れしろを除いた肉厚に対応する圧力のうち、いずれか高いほうの圧力をいう×低いほうの圧力をいう

Bステンレス鋼の圧力容器には、腐れしろを設ける○
C圧力容器に使用する鋼材の腐れしろは、材質、使用条件によって異なる○
@圧力容器の必要とする腐れしろの大きさは、材質、使用条件にかかわらず、一定値である×異なる

C応力集中が小さい形状であると、より安全な圧力容器といえる○
C応力集中は、形状や板厚が急変する部分に発生しやすい○
@応力集中は、容器の形状や板厚が急変する部分やくさび形のくびれの先端部に発生しやすいため、鏡板の板厚はさら形よりも半球形を用いたほうが薄くできる○
@圧力容器に用いる板厚が一定のさら形鏡板に応力集中は起こらない×応力集中は、形状や板厚が急変する部分やくさび形のくびれの部分に発生しやすい。板厚が一定のさら形鏡板であっても応力集中は起こる。
A圧力容器の鏡板の必要厚さは鏡板の形状に関係し、同じ設計圧力、同じ円筒胴の内径、同じ材質であれば、半球形、半だ円形、さら形の順に必要な枚厚を薄くでき、さら形鏡板が最も薄くできる×さら形、半だ円形、半球形の順に必要な枚厚を薄くでき、半球形鏡板が最も薄くできる
Bさら形鏡板は、半球形鏡板よりも板厚を薄くすることができる×半球形鏡板は、さら形鏡板よりも板厚を薄くすることができる

B冷凍保安規則関係例示基準によれば、溶接継手の効率は、溶接継手の種類により決められており、更に溶接部の全長に対する放射線透過試験を行った部分の長さの割合によって決められているものもある○

!13圧力試験および据付けについて正しいものはどれか。

C高速回転で軸受荷重の小さい圧縮機を用いる場合には、一般に、粘度の低い冷凍機油を用いる○

@耐圧試験は気密試験を実施した後に行う×前に行う
B圧力容器の耐圧試験を、気密試験の後に実施した×気密試験の前に実施しなければならない
@冷凍装置の圧力試験は、始めに気密試験を行い、漏れがないことを確認した後に、耐圧試験を実施する×耐圧試験の次に気密試験
A耐圧試験は、圧縮機、圧力容器、冷媒液ポンプ、潤滑油ポンプなどについて行う○
@耐圧試験は、気密試験の前に冷凍装置のすべての部分について行わなければならない×配管以外の部分について行う
@耐圧試験は、気密試験の前に行い、圧力容器および配管の部分について行わなければならない×耐圧試験は、配管以外の部分に行う

A耐圧試験を気体で行う場合は、耐圧試験圧力を設計圧力または許容圧力のいずれか低い圧力の1.25倍以上とする○
B耐圧試験と気密試験に使用する圧力計の最高目盛は、試験圧力の1.25倍以上、2倍以下とする○
C圧力容器の耐圧試験を気体で行う際、圧力計の文字板の大きさが75mmのものを使用した×圧力計の文字板の大きさは100mm以上
A液体で行う耐圧試験の圧力は、設計圧力または許容圧力のいずれか低いほうの圧力以上とする×低いほうの圧力の1.5倍以上の圧力とする

@気密試験には、耐圧試験で耐圧強度が確認された配管以外のものについて行うものと、配管で接続された後にすべての冷媒系統について行うものがある○
@冷凍装置の気密試験を実施したとき、加圧終了時刻の外気温度(周囲温度)を記録した○
A気密試験は、被試験品内のガス圧力を気密試験圧力に保った後に、水中に入れるか、外部に発泡液を塗布して、泡の発生がないことなどを確認して合格とする○
@気密試験に空気圧縮機を使用して圧縮空気を供給する場合は、冷凍機油の劣化などに配慮して空気温度は140℃以下とする○
A気密試験は、気密の性能を確かめるために行い、圧力のかかった状態で、つち打ちしたり、衝撃を与えたりして行う×衝撃を与えない
Bアンモニア冷凍装置の気密試験には、乾燥空気、窒素ガス、炭酸ガスなどが使用される×アンモニア冷凍装置に炭酸ガスは不可

B真空試験を行う場合は、気密試験後に行う○
A真空試験は、気密試験の後に行い、微少な漏れの確認および装置内の水分と油分の除去を目的に行われる×油分は除去しない
B真空試験は、冷凍装置の最終確認として微少な漏れ箇所の特定のために行う×微少な漏れ箇所は特定できない
A真空試験は、気密試験と同様に微少な漏えい箇所を発見するために行う×漏えい箇所を特定することはできない
B圧縮機など配管以外の部分について耐圧強度を確認してからそれらを配管で接続して、すべての冷媒系統について必ず真空試験を行ってから気密試験を行う×真空試験ではなく、気密試験を行う

B真空放置試験では、真空圧力の測定には連成計が用いられる×真空計を用いる
A冷凍装置の真空放置試験を、内圧8kPa(絶対圧力)で実施した○
B真空放置時間は、数時間から一昼夜程度の長い時間を必要とする○
C真空乾燥の後に水分が混入しないように配慮しながら冷凍装置に冷凍機油と冷媒を充てんし、電力・制御系統、冷却水系統などを十分に点検してから始動試験を行う○

C圧縮機を防振支持したときは、配管を通じて他に振動が伝わることを防止するために、吸込み管と吐出し管に可とう管を挿入する○
@圧縮機の据えけで防振支持を行うと、圧縮機の振動が配管に伝わり、配管を損傷したり、配管を通じて他に振動が伝わったりするが、これを防止するため、圧縮機の吸込み管や吐出し管にフレキシブルチューブを送入する方法がある○
C圧縮機を防振支持し、吸込み蒸気配管に可とう管(フレキシブルチューブ)を用いる場合、可とう管表面が氷結し破損するおそれのあるときは、可とう管をゴムで被覆することがある○

C非共沸混合冷媒を冷凍装置に充てんするするときには、必ず冷媒液を充てんする○
C試運転準備で受液器を設けた冷凍装置に冷媒を充てんするときは、受液器の冷媒液出口弁を閉じ、その先の冷媒チャージ弁から圧縮機を運転しながら液状の冷媒を入れる○

!14冷凍装置の運転管理について正しいものはどれか。

@蒸発圧力が一定のもとで、圧縮機の吐出しガス圧力が高くなると圧力比は大きくなるので、圧縮機の体積効率が増大し、圧縮機駆動の軸動力が増加する×圧縮機の体積効率が低下し、圧縮機駆動の軸動力が増加し、装置の冷凍能力は低下する。
C蒸発圧力が一定で圧縮機の吐出しガス圧力が高くなると、体積効率は低下し、軸動力は増加するが、冷凍能力は変化しない×冷凍能力も低下する
B圧縮機の吐出しガス圧力が高くなると、蒸発圧力が一定ならば、圧縮機の体積効率が低下し、圧縮機駆動の軸動力は増加するが、装置の冷凍能力は変化しない×装置の冷凍能力は低下
B圧縮機の吸込み蒸気の圧力は、蒸発器や吸込み配管内の抵抗により、蒸発器内の冷媒の蒸発圧力よりもいくらか低い圧力になる○

Cアンモニア冷凍装置の吐出しガス温度は、同じ蒸発と凝縮の温度条件でも、フルオロカーボン冷凍装置の吐出しガス温度より数十℃高くなる○
C往復圧縮機を用いた冷凍装置では、同じ運転条件において、アンモニア冷媒を用いた場合に比べ、フルオロカーボン冷媒を用いた場合の吐出しガス温度のほうが低くなる○

A水冷凝縮器の冷却水量が減少したり、冷却水温が上昇したりすることによって凝縮圧力が上昇すると、圧縮機吐出しガス圧力と温度が上昇するので、庄縮機シリンダが過熱し、潤滑油を劣化させ、シリンダやピストンを傷める○
@水冷凝縮器の冷却水量が減少すると、凝縮圧力の低下、圧縮機吐出し温度の上昇、装置の冷凍能力の低下が起こる×凝縮圧力の上昇
C水冷凝縮器内の不凝縮ガスを確認するためには、圧縮機を停止し、凝縮器に冷却水を通水し、凝縮温度が周囲の大気温度より高いことから判断する×高圧圧力計の指示が冷却水温における冷媒の飽和圧力より高いことから判断する。

A冷蔵庫に高い温度の品物が入ると、庫内温度が上昇するので、冷媒の蒸発温度が上昇し、冷媒循環量が増加して冷凍装置の冷却能力は増加する○
C凝縮圧力が一定の場合、蒸発温度が低くなるほど冷媒循環量が減少し、圧縮機の軸動力の減少割合よりも、冷凍能力の減少割合のほうが大きい◯

@冷凍装置の運転開始前にはクランクケースヒータの通電を確認するが、これは起動時のオイルフォーミングを防止するために油温を周囲温度以上に維持する必要があるからである○
C多気筒圧縮機のクランクケース内の冷凍機油(鉱油)の温度が65℃であったが、油圧が正常であったので、圧縮機の運転状態は異常なしと判定した×50℃以下が正常
@冷凍装置の運転開始前に行う点検確認項目の中に、圧縮機クランクケースの油面の高さの点検、凝縮器と油冷却器の冷却水出入口弁が開いていることの確認がある○

@蒸発温度が低くなるほど、圧縮機の吸込み蒸気の比体積は大きくなる○
B圧縮機を運転するとき、蒸発温度が高いほど冷凍能力は大きくなるが、これは蒸発温度が高いほど冷凍効果が著しく大きくなるからである×これは蒸発温度が高いほど冷凍負荷が大きくなるからである
A冷蔵庫の負荷が増加すると、冷蔵庫の庫内温度が上昇し、蒸発温度が上昇し、温度自動膨張弁の冷媒流量が増加し、圧縮機の吸込み圧力が上昇する○
@冷蔵庫の負荷が増加したとき、冷蔵庫の庫内温度と蒸発温度が上昇し、温度自動膨張弁の冷媒流量が増加するが、蒸発器における空気の出入口の温度差は変化しない×蒸発器における空気の出入口の温度差は増大する
Aより一層省エネルギーの運転をするには、蒸発温度をより高い温度に維持する必要がある。このため、過熱度にかかわらず膨張弁の開度を大きくすればよい×このため必要に応じて適切な過熱度になるように膨張弁の開度を調節する。
B温度自動膨張弁を用いた冷凍設備では、冷却負荷が大きく増加すると、膨張弁を流れる冷媒流量は増加するが、蒸発圧力は一定に保たれる×蒸発温度が上昇し、冷媒流量が増加し、圧縮機の吸込み圧力が上昇する。

B冷蔵庫の蒸発器に厚く着霜すると空気の流れの抵抗が増加するので、風量が減少し、熱通過率は大きくなるが、冷却能力は低下する×熱通過率は小さくなり
A冷蔵庫の蒸発器に厚く着霜すると、空気の流れの抵抗が増加するので、風量が減少し、熱通過率が大きくなり、庫内温度が低下する×熱通過率が小さくなり、庫内温度が上昇する

A冷凍装置を運転開始するときは、凝縮器の冷却水出入口弁が閉じていることを確認する×開いていることを確認する
@冷凍装置の運転開始前には、多気筒圧縮機の吸込み止め弁を全開とし、吐出し止め弁を全閉として圧縮機を始動する×吐出し止め弁を全開として圧縮機を始動し、吸込み止め弁を徐々に全開になるまで開く
A冷凍装置の運転開始後には、液管にサイトグラスがある場合に、それにより気泡が発生していないことを確認する○

B冷凍装置の停止時には、多気筒圧縮機の停止直後に吸込み止め弁を全閉とし、吸込み圧力を大気圧以下とする×圧力は装置内に空気を吸い込まないように、大気圧以上とする
@冷凍装置を手動で停止するときは、圧縮機を停止してから液封が生じないように受液器液出口弁を閉じて、その直後に圧縮機吸込み側止め弁を閉じる×しばらく運転してから圧縮機を停止し、その直後に圧縮機吸込み側止め弁を閉じる。
C冷凍装置の停止時には、油分離器の返油弁を全閉とし、油分離器内の冷媒が圧縮機へ流入しないようにする○

C冷凍装置を長期間休止させる場合には、低圧側の冷媒を受液器に回収するが、装置に漏れがあったとき装置内に空気を吸い込まないように、低圧側と圧縮機内には大気圧より高いガス圧力を残しておく○

A横型シェルアンドチューブ凝縮器(開放形冷却塔使用)の運転状態が、冷却水の出入り口温度差は4〜6Kで、凝縮温度は冷却水出口温度よりも3〜5K高い温度であったので、正常であると判定した○

Bフルオロカーボン用半密閉圧縮機を使用した冷凍装置で、吐出しガスの温度が150℃であったので、正常であると判断した×上限温度は120℃〜130℃

!15冷凍装置の保守管理について正しいものはどれか。

B冷媒サイクル内に水分が混入すると、遊離した水分は油を乳化させ、潤滑を阻害することがある○
Aフルオロカーボン冷凍装置に水分が混入しても、装置に障害を引き起こすことはない×弁膨張部の氷結や金属の腐食等の障害を引き起こすことがある
Cフルオロカーボン冷凍装置に水分が侵入すると、0℃以下の低温の運転では膨張弁部に水分が氷結して冷媒が流れなくなるおそれがある。そのため、修理工事後の冷媒の充てんには水分が侵入しないように細心の注意が必要である。しかし、潤滑油の充てんには油と水は相容れない性質があることを考えると、水分への配慮は必要ない×潤滑油の充てんについても、水分は油を乳化させて潤滑を阻害することから、水分への配慮が重要となる。
Bフルオロカーボン冷凍装置では、装置の新設や修理時に残った水分、気密試験の空気中の水分、冷凍機油中の水分などが冷媒系統に浸入するので、防止対策が必要である○

Bアンモニア冷凍装置への多量の水分浸入は、アンモニア冷媒の蒸発圧力の低下、圧縮機の潤滑性能の低下などをもたらすので、十分に注意が必要である○
@アンモニア冷凍装置の冷媒系統に水分が浸入すると、低温の運転では、わずかな水分量であっても膨張弁部に氷結して、冷媒が流れなくなる×アンモニア冷凍装置にわずかな水分が浸入しても、装置に障害は起きない。
@アンモニア冷凍装置にわずかな水分が浸入しても、フルオロカーボン冷凍装置と同様に、膨張弁部に氷結し冷媒が流れなくなる×

A冷媒系統中に異物が混入すると、それが装置内を循環して、膨張弁やその他の狭い通路に詰まり、安定した運転ができなくなることがある○
Bアンモニア冷凍装置内に空気が侵入したときは、凝縮器上部の弁を開いて直接大気中に空気を抜くようにする×別に設けられた水槽などの除害設備に放出し、アンモニアガスを除害しなければならない。
B不凝縮ガスがアンモニア冷凍装置内に存在すると高圧圧力が上昇する。不凝縮ガスを除去する場合、不凝縮ガスには冷媒は含まれないのでそのまま大気に放出してもよい×水槽などの除外設備に放出
A不凝縮ガスがフルオロカーボン冷凍装置内に侵入しているかどうかを確かめるため、圧縮機の運転を停止し、凝縮器の冷媒出入口弁を閉め、凝縮器冷却水を十分流したままで、凝縮器圧力を測定する。そのとき、不凝縮ガスが含まれていると冷却水温における冷媒の飽和圧力よりも測定圧力が低くなる×測定圧力は高くなる。

@同じ運転条件でも、アンモニア圧縮機の吐出しガス温度はフルオロカーボン圧縮機の場合よりも高く、通常は100℃を超えることが多い○
Cアンモニア圧縮機の吐出しガス温度は、フルオロカーボン圧縮機の吐出しガス温度よりも低いため、冷凍機油は劣化しにくい×フルオロカーボン圧縮機の吐出しガス温度に比べて数十℃高くなり、冷凍機油は劣化しやすい。

@アンモニア冷凍装置の液封事故を防ぐため、液封が起こりそうな箇所には安全弁や破裂板を取り付ける×可燃性ガスまたは毒性ガスには破裂板を使用することはできない。
A液封事故の発生しやすい箇所は、低温の液配管である○

C凝縮液が水冷凝縮器の多数の冷却管を浸すほどに冷媒が過充てんされている場合には、凝縮圧力が高くなる○
@冷媒充てん量が不足していると、蒸発圧力が低下し、圧縮機の吸込み蒸気の過熱度が大きくなり、吐出しガス圧力が上昇し、吐出し温度も上昇する×吐出しガス圧力が低下
C装置内の冷媒充てん量がかなり不足していると、装置は冷却不良の状態で、蒸発圧力が低下し、吐出しガス温度が上昇するために、冷凍機油が劣化するおそれがある○
B密閉形フルオロカーボン往復圧縮機では、冷媒充てん量が不足していると、吸込み蒸気による電動機の冷却が不十分になり、電動機を焼損するおそれがある○
C密閉形フルオロカーボン往復圧縮機では、冷凍装置として冷媒量が不足すると冷媒ガスによる電動機の冷却が不十分となり、はなはだしいときには電動機を焼損するおそれがある○

@往復圧縮機で液圧縮が起こると、シリンダ内圧力は急激に上昇し、圧縮機の破壊につながるため、保安上十分に注意が必要である○
C圧縮機のシリンダの温度が過熱運転により上昇すると、潤滑油が炭化し分解して不凝縮ガスを生成することがある○
@容積式圧縮機で液圧縮が起こると、シリンダ内圧力が急激に上昇するので、保安上十分な注意が必要である○

A冷媒が冷凍機油中に溶け込むと、油の粘度が高くなり、潤滑性能が低下する×油の粘度が低くなり

Bオイルフォーミングは、冷媒液に冷凍機油が混ざり、油が急激に蒸発する現象である×冷凍機油に冷媒液が混ざり、冷媒液が急激に蒸発して激しい泡立ちを生じる現象
A運転中に往復圧縮機が湿り蒸気を吸い込むと、圧縮機の吐出しガス温度が低下するが、液戻りがさらに続いてもクランクケース内でオイルフォーミングを生じることはない×クランクケースの温かい油に冷媒液が混ざり、それが急激に蒸発してオイルフォーミングを生じる

C冷凍負荷が急激に増大すると、蒸発器での冷媒の沸騰が激しくなり、蒸気とともに多量の液滴が圧縮機に吸い込まれ、液圧縮を起こすことがある○
C冷凍負荷が急激に増大すると、蒸発器での冷媒の沸騰が激しくなり、蒸気とともに液滴が圧縮機に吸い込まれ、液戻り運転となることがある◯
B運転停止時に、蒸発器に冷媒液が過度に滞留していた場合には、圧縮機を再始動したときに液戻りを生じやすい○
A吸込み管の途中の大きなUトラップに冷媒液や油がたまっていると、圧縮機の始動時やアンロードからロード運転に切り替わったときに、液戻りが生じる○

@シャフトシールに汚れた潤滑油が入ると、シール面を傷つけて冷媒漏れを起こすことがある○
B圧縮機において潤滑油量の不足や油ポンプの故障などで油圧が不足すると、潤滑作用が阻害される○